2011年5月号 『五月病を吹き飛ばそう!』

4月から新生活をスタートさせた人は、激変した生活環境や人間関係のなかで知らず知らずのうちに心身の疲れが蓄積されます。
それが、『ストレス』となり、五月の連休明けに、疲れやすい・やる気が出ない・イライラするといった症状が表われます。
これがいわゆる“五月病”です。五月病は医学的には「適応障害」と言われ、五月に限った病気ではなく、長い休み明けや環境が変化した時期に発症しやすくなります。
几帳面で真面目、周囲に気遣いをする人がかかりやすいようです。
また、心の準備を充分にしないで新生活に入ってしまった人も要注意です!
一過性のものがほとんどですが、長引くとうつ病に進行する場合もありますので、
ストレスや疲労を感じたら、ストレスを溜めないように上手に発散していきましょう!

食生活から見直してみませんか?
春から1人暮らしを始めた方など、外食や加工食品中心の食事で栄養が偏っていませんか?
食生活の改善も、ストレスと付き合っていく上で、とても重要になります。
食べ過ぎ・飲み過ぎに注意して、1日3食、規則正しく食べることで心身の健康を保ってくれますよ!
合言葉は『規則正しく・バランス良く』です!!

下記の栄養素をたっぷり摂って、食生活を改善しましょう!
【カルシウム】神経の興奮を抑えて気持ちを安定させ、イライラを鎮めます。
☆牛乳・乳製品・小魚・ひじき
【マグネシウム】 神経の正常な働きを助けたり、カルシウムの吸収を助けます。
☆大豆・ナッツ類・納豆
【ビタミンB1】神経疲労の軽減と精神を安定させる作用があります。
☆豚肉・ウナギ・カレイ・落花生・椎茸・玄米
【ビタミンC】ストレスを感じると、ビタミンCを大量に消費します。積極的 にとりましょう!
☆イチゴ・オレンジ・大根・ピーマン・ほうれん草・さつま芋

旬の食材『タケノコ』でパワーアップ!

旬の食材はおいしくて、栄養価もアップしていたりと利点がいっぱい!特に今回は『タケノコ』に注目してみましょう!
4月~6月、今まさに旬の食材『タケノコ』! 最近、この『タケノコ』にやる気を高める成分が含まれていることが分かり注目されています。
その成分とは『チロシン』です!
タケノコを茹でると、節の隙間に白いモコモコとした物が入っています。これが『チロシン』の結晶です。
※料理では、せっかくなので取り除かずに調理しましょう。

ほかにもタケノコには、「アスバラギン酸」と言う、疲労回復に役立つ成分も含まれています。
5月病予防にピッタリの食材ですね!!

★『チロシン』はタケノコの他にも 大豆・卵の黄身・チーズ・たらこ・しらす干し・落花生などに含まれています! ※ただし、高脂血症や尿酸値の高い方は取りすぎ注意です!

作ってみよう!五月病予防レシピ

☆たけのこご飯☆

<材料>4人分※エネルギー493kcal 塩分1.8g茹で筍 300g米 3カップ 油揚げ 2枚 みりん 大さじ2 醤油 大さじ2A[液体かつおだし 小さじ1 酒 大さじ1] B[酒 大さじ2  塩 小さじ1/3]

<材料>4人分
※エネルギー493kcal 塩分1.8g
茹で筍 300g
米 3カップ 
油揚げ 2枚 
みりん 大さじ2 
醤油 大さじ2
A[液体かつおだし 小さじ1 酒 大さじ1]
B[酒 大さじ2  塩 小さじ1/3]

<作り方>
--手順1--
筍は繊維を断ち切るように3~4cm長さの短冊切り。油揚げは油きし、3cm長さの細切り。
ひたひたの水とAを入れて5~6分煮る。
みりんと醤油を加えて水分がなくなるまで煮て、そのまま冷やす。
--手順2--
手順1の後、固く絞って煮汁を計り、その分米の水を減らす。
煮汁とBを加え炊く。
--手順3--
炊き上がったら具を加え混ぜ、蒸らす。 器に盛り、木の芽を散らす。

☆春キャベツとブロッコリーの茹で和え☆

<材料> 2人分※エネルギー109kcal 塩分1.0gキャベツ 100gブロッコリー 1/6株くるみ 10gA[ 粉チーズ 大さじ1 オリーブオイル 小さじ2 塩 小さじ1/4 胡椒少々 ]

<材料> 2人分
※エネルギー109kcal 塩分1.0g
キャベツ 100g
ブロッコリー 1/6株
くるみ 10g
A[ 粉チーズ 大さじ1 オリーブオイル 小さじ2 塩 小さじ1/4 胡椒少々 ]

<作り方>
--手順1--
キャベツは色よく茹で冷水にとる。水気を絞り3cm角切り。ブロッコリーは子房に分け、さっと茹でる。
くるみはからフライパンで煎りして薄切り。
--手順2--
ボウルでキャベツ、ブロッコリーをAで和える。
器に盛りくるみを散らす。