2016年6月号 『薬の保管』

薬の保管、どうしていますか?  

皆様は、持って帰った薬をどのように保管していますか?
ビニール袋のまま机の上にポンと置きっぱなしになったりしていませんか?
これから、梅雨の時期に突入します。
じめじめとした日々が続きますね。
薬は、あたたかくてじめじめとした環境に弱いものです。
正しく保管するようにしましょう。
以下に、薬の保管に関する注意点を挙げました。
ご自身で、実践されているかチェックしてみてください。

①高温、多湿、直射日光を避けて保存しましょう
お薬によっては、日光に直接あたると、有効成分が分解してしまうものがあります。
そのため、お薬のシートに遮光が施されているものもあります。
特に保管方法に指示の無い場合は、高温多湿な環境を避け、直射日光のあたらない室温(1-30℃)下で保管するようにしましょう。 

②冷所保存の指示がある場合は、冷蔵庫に保管しましょう
シロップ剤、目薬、坐薬、インスリン注射(開封前のもの)などは冷蔵庫に保管しましょう。また、凍結しないように注意しましょう。

 

③薬以外のものと区別して保管しましょう
食品や、殺虫剤、農薬などと一緒に保管すると、誤って服用してしまう恐れもあります。薬はそれ以外のものと区別して保管するようにしましょう。

 

④子どもの手の届かないところに保管しましょう
子どもはなんでも口に入れたがります。最近の薬のシートは見た目もカラフルなので、子どもの興味を引きやすいものです。飲む前の薬はもちろんのこと、飲んだ後のシートも放置しないように注意しましょう。

以上、皆様の健康のために、ぜひ一度見直してみてください。
お薬の保管・管理方法のことで、分からないことがありましたら、ぜひ当薬局の薬剤師にご相談ください。