平成28年11月18日に新しく登場した抗アレルギー薬ビラノア®とデザレックス®。この春の花粉シーズンでますます処方が増えるのではないかと考えられるこの2つの薬の特徴についてご紹介致します。

●ビラノア®(ビラスチン)
・効果が強く眠気が少ない
承認前に行われた臨床試験の結果によると、販売されているジルテック®と同等以上の抗ヒスタミン効果を発揮できることがわかっています。ジルテック®やその改良型のザイザル®という薬は抗アレルギー薬として強い効果を持っていますが眠気も強く現れます。ビラノアは眠気を引き起こす頻度が非常に少ないという特徴も併せ持っています。添付文書の運転に関する注意の記述も省かれています。
・食事により効果が下がる
服用方法は1日1回空腹時です。ビラノア®は食事と一緒に服用することで効果が大きく下がることがわかっています。食事の1時間以上前、もしくは食後2時間以上経ってから飲むようにしましょう。

●デザレックス®(デスロラタジン)
・眠気が少ない
デザレックス®はクラリチン®(ロラタジン)の改良型です。クラリチン®はもともと『眠気が出にくい』のが特徴で、デザレックス®はさらに眠くなりにくくなっています。
・効果が早くて長い
クラリチン®と違うところは、クラリチン®は肝臓で代謝されて、代謝によってできるデスロラタジンが効果を発揮しています。デザレックス®はデスロラタジンそのもののため、クラリチン®よりも速く効果がでるようになりました。また、デザレックス®は効果の時間がとても長いです。
・食事の影響なし
ビラノアと違い、食事による影響はありません。

どちらの薬も一日一回のお薬で、コストも安く、今後ますます期待されるお薬になりそうです。