2017年1月号『胃に優しい食事』
胃に優しい食事
クリスマス・お正月と食べ疲れをしている人は多いのではないでしょうか?
今回はそんな方のための食事についてお話していきます。
<食べ過ぎると胃が痛くなる原因>
・胃酸過多
食事をすると胃酸が分泌されます。暴飲暴食をすると分泌される胃酸量が多くなり、胃に負担がかかります。普段胃は胃液から自分を守るために粘膜で覆われています。粘膜がなければ、胃は自らの胃液で溶けてしまいます。
胃液が出過ぎることとこの粘膜がダメージを受け、食べ過ぎによる胃痛が起こっているのです。胃のキリキリとした痛み、空腹時の吐き気や痛み、胸やけのような症状があります。
・消化不良
食べ過ぎにより消化が追いついていない状態を指します。
胃腸の動きが鈍り、食事が消化されていないので胃もたれ、吐き気、 腹部の痛みといった症状があります。
<胃痛を引き起こす食事>
香辛料、ニンニクなどの刺激物、アルコール、カフェインは胃粘膜を荒らし、胃液の分泌を促進する作用があります。
これらを多く摂りすぎると、胃痛につながりますので注意しましょう。
また、脂っこい料理や繊維質の多いもの、塩分の多いものは消化があまりよくないので胃に負担をかけることがありますので摂り過ぎに注意しましょう。
<胃に優しい食事>
炭水化物…おかゆ、蒸しパン、軟らかく茹でたうどん、にゅうめんなど
タンパク質…湯豆腐、白身魚(鯛・カレイ・タラなど)、半熟卵、ささみや鶏のひき肉など
野菜・果物…小松菜、チンゲン菜、カブ、じゃがいも、山芋、バナナなど
<豆腐のみぞれ煮>
- 豆腐は12等分(お好み)、大根はすりおろし、万能ねぎは小口切りにします。
- 鍋に☆の食材と切った豆腐を入れてしばらく煮ます。
- 5分程度したら大根おろしと生姜、分量外の水大さじ1で溶かした水溶き片栗粉を入れてまた少し煮ます。
- 器によそい、ねぎをかけたら完成です。
<卵おじや>
- 大根・にんじんは細切りにし、しいたけは薄切りにする。
ねぎは小口切りにし、三つ葉は2~3cmに切る。 - 土鍋に☆、1の大根・にんじんを入れて火にかける。
煮立ったら1のしいたけ・ねぎ、ご飯を加え、しょうゆで味を調える。 - 再び煮立ったら溶き卵を流し入れ、固まりかけたら火を止め、三つ葉を散らして完成。