2014年4月号 『胃の調子が悪い方 ピロリ菌かもしれません』

こんな症状がありませんか?

胃もたれや吐き気、空腹時の痛み、食後の腹痛、食欲不振といった胃の調子悪いようでしたら、もしかしたらあなたはピロリ菌に感染しているかもしれません。

ピロリ菌とは?

従来は酸性の強い胃の中では細菌は生きられないと考えられていましたが、胃の中に住む細菌が1982年培養に成功し、ヘリコバクターピロリ(略してピロリ菌)と命名されました。 その後、ピロリ菌の研究が進み、ピロリ菌は胃を傷つけて胃壁を薄くし、「慢性胃炎」や「胃潰瘍」等を引き起こし、「胃がん」のリスクを高めることがわかりました。

従来は酸性の強い胃の中では細菌は生きられないと考えられていましたが、胃の中に住む細菌が1982年培養に成功し、ヘリコバクターピロリ(略してピロリ菌)と命名されました。 その後、ピロリ菌の研究が進み、ピロリ菌は胃を傷つけて胃壁を薄くし、「慢性胃炎」や「胃潰瘍」等を引き起こし、「胃がん」のリスクを高めることがわかりました。

どんな世代が多いのか?

生まれ年で「昭和30年以前に生まれた方」がピロリ菌に感染している方が多いのです。
 というのも、上下水道が十分完備されていなかった頃に生まれ育った方で、ピロリ感染率は約80%前後と言われています。

ピロリ菌の退治方法は?

ピロリの退治方法があります。正確には「ピロリ菌の除菌療法」と言います。
ピロリ菌の除菌療法は、2種類の「抗菌薬」と「胃酸の分泌を抑える薬」合計3剤を1日2回、7日間服用する治療法です。
それでも除菌できなかった場合は、再び7日間かけて薬を飲む2回目の除菌療法を行います。

ピロリ除菌の成功率は?

1回目の除菌療法で80%の成功率で除菌できます。2回目の除菌療法も、正しくお薬を服用すればかなりの確率で成功します。つまり、1回目、2回目の除菌療法を合わせた除菌率は95%を超えると言われています。

1回目の除菌療法で80%の成功率で除菌できます。
2回目の除菌療法も、正しくお薬を服用すればかなりの確率で成功します。
つまり、1回目、2回目の除菌療法を合わせた除菌率は95%を超えると言われています。

ピロリを除菌すると

ピロリ菌により胃粘膜を傷つけられていたので、除菌により慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍が改善したり、胃がんのリスクが減少するとも言われています。

まとめ

もしあなたが、胃もたれや吐き気、空腹時の痛み、食後の腹痛、食欲不振といった胃の調子が悪かったら、かかりつけのお医者に相談するか、ネットで「ピロリ菌除菌 医療機関」等で検索するとピロリ菌の検査・治療のできる医療機関が確認できます。
心当たりのある方は受診の検討をしてみたらいかがでしょう?
 当薬局は、「ピロリ除菌薬」の服用しやすいパッケージタイプを含め、各種取り扱っております。