2014年5月号 『2014年発売の糖尿病新薬について』

はじめに

糖尿病は恐ろしい病気です。糖尿病になって、そのままにしておくと眼、腎臓、神経、心臓や脳の病気まで引き起こします。上記の病気以外にも、ガンのリスクやアルツハイマー認知症のリスクをも高めます。

糖尿病の方はどれくらいの方がいるか?

50歳代から増え続け、60歳代以降では5人に1人以上の方が糖尿病を強く疑われるという結果が 出ています。最近は、糖尿病の恐ろしさが浸透してきているため、治療を受けている方は増えていますが、まだ約3割以上の方が糖尿病をそのままにしているのが現状です。

50歳代から増え続け、60歳代以降では5人に1人以上の方が糖尿病を強く疑われるという結果が 出ています。最近は、糖尿病の恐ろしさが浸透してきているため、治療を受けている方は増えていますが、まだ約3割以上の方が糖尿病をそのままにしているのが現状です。

日本人の糖尿病の歴史について

日本人の糖尿病の第1号は、平安時代の貴族、藤原道長と言われています。藤原道長は摂政の地位についた頃から「日夜を問わず水を飲み、口は乾いて力無し、但し食が減ぜず」 と書き残されていて、その後、眼が見えにくくなったとの記載もあり、眼の合併症になったかもしれません。そのころの糖尿病は、美食をしていた貴族が多く「飲水病」と呼ばれていたそうです。江戸時代の中期には糖尿病について次のような記載があります。「胃が乾燥するためいくら飲んでも渇きが止まらず、いくら食べても飢餓が続く、…小便多く尿は白っぽく甘味がする…」との糖尿病の症状の記載で、特に「尿の甘味(糖尿)」が印象的です。

現在の糖尿病治療薬は

現在の糖尿病治療薬は、血糖を低下させる「インスリン」を注射したり、インスリンの分泌を促進させる内服薬、インスリンの抵抗を改善させる内服薬,食後の糖吸収を抑制する内服薬などがあります。

現在の糖尿病治療薬は、血糖を低下させる「インスリン」を注射したり、インスリンの分泌を促進させる内服薬、インスリンの抵抗を改善させる内服薬,食後の糖吸収を抑制する内服薬などがあります。

糖尿病新薬は

糖尿病の新薬は、腎臓に働きかけて体内の余分な血糖を尿から出す薬です。血液中にもどる糖を尿から排泄することで血糖値を減少させ、体重も減少する可能性もある薬です。尿から糖が出ることで、尿路の感染症の注意など必要ですが、この新薬で糖尿病治療の選択肢が広がります。

まとめ

当薬局も、各種糖尿病治療薬を取り揃え、皆様の生活の質の向上のお手伝いをさせていただいております。血糖値の無料測定も行っております。お気軽にご相談ください。

当薬局も、各種糖尿病治療薬を取り揃え、皆様の生活の質の向上のお手伝いをさせていただいております。血糖値の無料測定も行っております。お気軽にご相談ください。