2014年11月号 『眼が乾く「ドライアイ」にご用心』

空気の乾燥しはじめる季節になりまた。
空気が乾燥してくると肌がカサカサしてきて、保湿クリーム等での肌のケアーが必要となります。
この季節は皮膚の乾燥だけではなく、目の表面・粘膜の乾燥いわゆる「ドライアイ」の症状も強くなる時期でもあります。

ドライアイとは

まず、「涙」の話から始まりますが、涙は眼球表面の粘膜全体を覆い、眼球表面を潤すバリアとしての働きがあります。
その涙の量が減ったり、成分が変化すると、涙の働きが不十分となり、角膜や結膜が乾燥して、傷つつくことを「ドライアイ」と言います。
つまり、ドライアイとは「眼が乾く状態」なのです。

ドライアイの症状は

このドライアイの症状は、「眼が乾く」と感じる方はそれほど多くなく「眼が疲れやすい」、「眼がしょぼしょぼする」、「眼がゴロゴロする」、「眼が重い」、「なんとなく眼に不快感がある」等の症状が、ドライアイの症状と言われています。

このドライアイの症状は、「眼が乾く」と感じる方はそれほど多くなく「眼が疲れやすい」、「眼がしょぼしょぼする」、「眼がゴロゴロする」、「眼が重い」、「なんとなく眼に不快感がある」等の症状が、ドライアイの症状と言われています。

どうしてドライアイになるのか

原因は、冒頭でも触れましたが空気の乾燥(夏場のクーラーも含む)や、オフィスなどでパソコンを見続けて瞬きが減ること、瞬きの瞬間にしっかり眼を閉じない「瞬きが不完全」、コンタクトレンズの使用といったことからドライアイになる事があります。

ドライアイと相談先と検査方法とは

今までの文章を読んで、「ドライアイかな?」と思いましたら、眼科受診をおすすめします。
眼科では、細長い濾紙を下まぶたに挟んで、涙がどれくらい出ているかの「シルマーテスト」や、フルオレセインという黄色の染色液やローズベンガルという赤の染色液を点眼して、眼の表面にある傷を染める等をして、ドライアイの診断をします。患者様にそれほど負担なく検査できます。

ドライアイの目薬は

ドライアイの目薬は、保水効果のあるヒアルロン酸の目薬や、粘液から水分やムチンといった物質の分泌を増やす目薬、また人口の涙液等の眼薬があります。

ドライアイの目薬は、保水効果のあるヒアルロン酸の目薬や、
粘液から水分やムチンといった物質の分泌を増やす目薬、
また人口の涙液等の眼薬があります。

まとめ

ドライアイは、失明などの重篤になることがない病気です。
しかし日本では、約800万人~2200万人の方がドライアイとも言われ、オフィスで働く方の3人に1人はドライアイという報告もあり日常生活の質を落とすことがあるので、眼の生活習慣病ともいえます。
ドライアイの症状のある方は、目薬の他にも各種治療法がありますので、眼科受診をおすすめします。
当薬局では各種のドライアイの目薬を各種取り揃えております。