2014年5月号 『今日からはじめよう!簡単減塩のコツ!!』

今日からはじめよう!簡単 減塩のコツ!!

なぜ減塩をするといいの?

塩分の高い食事は血圧を上昇させる原因となります。高血圧は自覚症状が無いため放置されやすい病気です。しかし、放っておくと脳卒中や心筋梗塞の原因となり、寝たきりの原因にもなります。また、塩分の高い食事は胃がんになりやすいと言われています。

日本人は世界的に見ても、食塩摂取量が多い国です。1日当たり平均10g以上とっていると言われています。1日の塩分の目標量は、男性9g未満、女性7.5g未満ですので、目標をゆうに超えているのが現状です。また、高血圧の患者様の目標は6g未満ですので、普段の食事から考えるととても厳しい目標値だと思います。

 

こんなものには塩分が多い

外食やコンビ二のお弁当、スーパーのお惣菜は総じて塩分が多めになっていますので、利用頻度には注意が必要です。

また、漬物やご飯のおともになりそうな佃煮、簡単に調理が可能なハムや塩鮭も塩分が多いので、気をつけましょう。

塩分量

塩分量

減塩のコツ 8か条 
1. 薄味に慣れる
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少しずつ塩分量を減らし、慣れていきましょう5-2014 img 10
2. 漬物・汁物の量に気をつけて!
漬物は少量でも塩分が高いので気をつけましょう。汁物は具だくさんにしましょう。
3. 「かけて食べる」より「つけて食べる」
揚げ物のソース、刺身のしょうゆなどは、小皿にとって、つけて食べましょう。
4. 酸味・香辛料を上手に使って!
レモンや酢、唐辛子、胡椒、カレー粉などで味に変化をつけ、塩分を抑えることが出来ます。
5. 香りを利用しよう
ゆず、しそ、みょうが、ハーブ、海苔、かつお節などを加えると、薄味のメニューにも変化がつきます。また、焼き物にしたり、炒った胡麻やくるみを和えて香ばしさを足すのも良いでしょう。
6. 油の味(コク)を利用しよう
ごま油やオリーブオイルを食べる前に少しかけることで風味が増し、おいしく食べられます。
7. 練り製品・加工食品に注意!
練り製品、肉の加工食品は塩分が高い食品です。
8. 食事は食べ過ぎないように
せっかくの薄味の料理でも、たくさん食べれば塩分は多くなります。減塩しょうゆや減塩みそも、使いすぎては意味がありません。

1人当たり 塩分0.6g

材料(2人分)

アスパラガス:3~4本

新玉ネギ:1/4個

かつお節:2g

ポン酢:大さじ1

旬の素材はそのものがおいしいため、減塩に一役買ってくれます。
かつお節の旨味も減塩の食事に変化をつけるのでおすすめです。

作り方

① アスパラガスは洗って下の硬い部分は切り落とし、さっとゆでて、流水で冷やして斜めに切る。

② 新玉ネギは薄切りにして水にさらしてパリッとさせる。

③ アスパラガスと新玉ネギとかつお節を混ぜ合わせて器に盛り、ポン酢をかける。 .