2015年10月号
サルコペニアを予防しよう
高齢化が進む現代社会において、介護の必要のない健康寿命を延ばすことは大きな課題となっています。
介護や寝たきりの状態につながるリスクファクターとして、ロコモティブシンドローム(ロコモ)に今、とても注目が集まっています。
ロコモとは、筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板などの運動器と呼ばれる部分のいずれか、または複数に障害が起き、日常生活に支障をきたして要介護になるリスクが高い状態のことを言い、特に筋肉量の減少をサルコペニアと言います。
ロコモもサルコぺニアも、要介護状態を引き起こすきっかけになるため、これらの予防は非常に大切です。
サルコぺ付けること …ではありません!
ロコモやサルコぺニアの説明を聞くと、何となく高齢者が気をつけなければいけないように思いますが、40代~50代を中心としたメタボリスクのある世代での生活習慣がその後に大きく影響してきます。
大切なのは、「今」なのです!!
筋肉量・筋力アップには栄養が必要です
筋肉はほとんどがたんぱく質でできています。食事から摂取したたんぱく質は体内で分解・合成されます。この分解と合成のバランスが保たれ代謝が高まることで、筋肉量が維持され、筋力のアップにつながります。
加齢とともに食事量が減少し、たんぱく質の摂取量も減少します。そして体内でのたんぱく質の分解・合成のバランスも崩れてしまします。バランスが崩れると筋肉量は減少し、筋力は低下、サルコぺニアを引き起こしてロコモのリスクも高まります。
食事を見直してロコモ予防
筋肉を丈夫にする