2015年11月号

冬に流行!!「ノロウイルス」注意報

●潜伏期間は24~48時間
●嘔吐・下痢・腹痛・微熱
・ 通常は1-2日で回復し後遺症もみられません。しかし、子どもや高齢者は重症化
・ したり、吐いたものを誤って気道に詰まらせたりする危険があります。
・ 感染しても無症状もしくは軽い風邪のような症状の場合もあります。

ノロウイルスは経口(口からウイルスが入る)で感染します。

●二枚貝を十分に加熱せず食べることによる食中毒
特に、冬場に旬を迎える牡蠣から感染することが知られています。
ウイルスは貝の内臓に蓄積されますが、牡蠣は生でまるごと食べる習慣があるので、食中毒の原因になりやすいのです。

● 患者の嘔吐物、便から手指や食品などを介して口から入る便や嘔吐物には大量のノロウイルスが含まれています。
ノロウイルスは感染力が強く、水拭きやアルコール消毒程度では効果がありません。
「嘔吐物を処理した時…」
「患者が使ったタオルやトイレのドアノブ等を触って…」

● 調理者が感染していて、その手指を介して、汚染した食品を食べて感染本人も気づかないうちにウイルスに感染していることもあるため、身近に感染者がいる場合は注意が必要です。
● ウイルスに汚染された井戸水・簡易水道を消毒不十分で飲んで感染

ノロウイルスは非常に感染力が強いため、人から人への二次感染対策が重要です!
●食品は十分に加熱して食べる
ノロウイルスは85~90度・90秒以上の加熱で活性が失われます。

 

● 調理前、食事前、トイレの後、患者の汚物処理後など手洗いをしっかりと石鹸自体ではノロウイルスは死にませんが、手の脂肪や汚れを落とすことによりウイルスを手指からはがれやすくすることができます。
● 下痢、嘔吐などの症状がある時は調理をしない
● 消毒は塩素系消毒剤を使う(消毒液は家庭でも作ることができます)
必ず窓を開ける、換気扇を回すなど十分な換気をしながら消毒しましょう!

1000ppm消毒液(家庭用塩素系漂白剤(6%濃度)50mlを3ℓの水道水で薄める)
を用意。
・素手で触らず、必ずビニール手袋を使い、マスクや使い捨てエプロンを着用。汚物や処理に使ったものはポリ袋に入れ、消毒剤をかけビニール袋で密閉して捨てる。

 

・200ppm消毒液(家庭用塩素系漂白剤(6%濃度)10mlを3ℓの水道水で薄める)
を用意。
・衣類・タオル・シーツなどバケツなどで分別洗いして消毒液に浸す。
・ 食器は食後すぐに消毒液につけるか、85~90度以上の熱湯に90秒以上漬けてから 洗う。
・ 嘔吐した床は嘔吐物を処理したあと、消毒液をかけ、水拭き。
・ トイレは患者が触ったと思われるところは全て消毒する。その後水拭き。

脱水に注意! 下痢や嘔吐が続くと、体は脱水状態になり危険です。
●こまめに少しずつ、水分を補給しましょう。スポーツドリンクや経口補水液などがおすすめです。冷やしたものは控え、常温で飲みましょう。
●症状が激しい時に無理に食事はとらず、食欲が出てきたら、少しずつおかゆや野菜スープなど消化の良いものをとるようにしましょう。

 

かぶのスープ 約35kcal

材料(2人分)
かぶ:1個 にんにくみじん切り:1/2片分
A・・・水:カップ4 固形洋風だし:1個
    塩:少々 こしょう:少々
油:小さじ1 パセリみじん切り:少々

(1)かぶは茎を1cm程残して8等分に切る。

(2)鍋に油を熱し、にんにくを炒めて香りを出し、(1)のかぶを炒める。
   全体に油がまわったら、Aを加えて煮る。

(3)かぶに火が通ったら、塩・こしょうで味を調える。

(4)器に盛り、パセリを散らす。

常夜鍋 約220kcal 約35kcal

材料(4人分)
ほうれん草:1束(200g)
豚薄切り肉:300g
油揚げ:2枚
A・・・水:カップ3 和風だし:小さじ2
    酒:カップ1/2
ポン酢しょうゆ・・・適量

(1)かぶは茎を1cm程残して8等分に切る。

(2)鍋に油を熱し、にんにくを炒めて香りを出し、(1)のかぶを炒める。
全体に油がまわったら、Aを加えて煮る。

(3)かぶに火が通ったら、塩・こしょうで味を調える。

(4)器に盛り、パセリを散らす。・・・
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