2019年1月号『ツロブテロール貼付薬について』

ツロブテロール貼付薬について

★ツロブテロール貼付薬って?

ツロブテロール貼付薬には、製品名としてホクナリンテープ、セキナリンテープ、ツロブテロールテープがあります。いずれも「ツロブテロール」という成分が入っておりますが、この成分は気管支に作用して、気管支を広げてくれる気管支拡張薬です。ツロブテロール貼付薬の裏にはこの成分が塗ってあり、皮膚に貼ると皮膚から薬が吸収され、24時間以上持続して気管支を拡げる効果があります。気管支喘息、急性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患によって、気管支がせまくなっている患者さんの咳や痰、息苦しさなどをやわらげるために使われるお薬です。
3つの規格(0.5mg, 1mg, 2mg)があり、年齢や体重によって使う大きさが違います。

★使用方法
・貼り方のポイントは
「貼る前に貼る場所を乾いたタオル等でよく拭いて、きれいにすること」
「貼る際に接着面に指等で触れないこと」
「貼った後、手のひらでしっかりとまんべんなく約10秒押さえること」

・胸、背中、上腕のいずれか1ヵ所に貼って使用しましょう。テープをはがしてしまう可能性のあるお子さんには、手の届かない背中に貼ると、はがれ防止になります。

・通常、1日1回翌日貼りかえる時間まで貼るお薬です。1日貼ったあと、前日と同じくらいの時間帯に別の箇所へ貼りかえてください。

・同じところにつづけて貼ると、かゆくなったり、かぶれたりすることがありますので、同じところは避けて貼るようにしてください。

・お風呂やプールに入る時にテープをはがす必要はありません。あらかじめ刺激の少ない絆創膏等で固定していただくとはがれにくくなります。

・一度はがれたテープを再び貼ることはできません。
テープを貼ったあと12時間経過していた場合、気管支を広げる働きが急になくなることはないため、通常は貼りなおす必要はないと考えられます。

★副作用について
 有効成分が皮膚から吸収されて血液の流れで気管支まで運ばれることで、気管支を広げる働きをしますが、心臓へ運ばれて影響をあたえることがあります。有効成分が心臓に作用すると、まれに動悸を感じることがあります。また、手足の震えがでることもあります。このような症状がでた場合には、ご自身で判断するのではなく医師・薬剤師にご相談ください。

★注意して!咳止めではありません!!
飲んだり吸入したりする必要がないため、飲み薬や吸入薬が苦手なお子さまやご高齢の方まで、幅広く簡便にご使用いただくことができます。しかし、お子様をお持ちの親御様の中には、ツロブテロール貼付薬を咳止めのお薬と勘違いして安易に使用してしまう方が多くいます。必ず医師の指示のもと、必要なときに使用していただくようお願い致します。

<参照>
http://hokunalin.jp/patient/