2019年2月号『酸化マグネシウムについて』

酸化マグネシウムについて

下剤には、小腸、大腸、直腸に刺激を与えて排便を促す刺激性下剤の他に、便に水分を呼び込んで便の塊を大きくし、腸壁を刺激して排便させる塩類下剤や膨張性下剤があります。酸化マグネシウムは塩類下剤で、習慣性がないため便秘薬として長い歴史を持ち、非常に多くの便秘患者さんが服用されています。

下剤には、小腸、大腸、直腸に刺激を与えて排便を促す刺激性下剤の他に、便に水分を呼び込んで便の塊を大きくし、腸壁を刺激して排便させる塩類下剤や膨張性下剤があります。酸化マグネシウムは塩類下剤で、習慣性がないため便秘薬として長い歴史を持ち、非常に多くの便秘患者さんが服用されています。

高マグネシウム血症に注意!!

酸化マグネシウムは古くから使われており、副作用の極めて少ない安全性の高いお薬です。しかし、漫然と長期投与されていたと考えられる症例及び高マグネシウム血症による症状と気づかないまま重篤な転帰に至った症例が認められ、2015年11月、厚生労働省は酸化マグネシウムによる高マグネシウム血症の安全性情報を2008年に引き続き出しました。

酸化マグネシウムの長期投与により血中のマグネシウム濃度が異常に高くなることがあり、呼吸抑制、意識障害、不整脈、心停止に至ることもあります。特に、腎障害のある方ではマグネシウムを尿から十分に排泄できないので注意が必要です。また、高齢になると、高マグネシウム血症の初期症状である悪心・嘔吐、口渇、血圧低下、徐脈、皮膚紅潮、筋力低下、傾眠などの症状を自分で気が付かないことがあるため、周囲の方が服用の必要性や体調の変化をチェックし、長期の場合は定期的に血液検査を行うようにしてください。そして、使用は必要最低限の量にしましょう。

酸化マグネシウムは市販薬としても売られていますが、安全といわれる薬でも副作用はあります。そのため、安易に薬を使用するのではなくまずは食生活や生活習慣の改善を試みましょう。お薬を服用する場合は、決められた量を守り、異常を感じたらすぐに医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

酸化マグネシウムは市販薬としても売られていますが、安全といわれる薬でも副作用はあります。そのため、安易に薬を使用するのではなくまずは食生活や生活習慣の改善を試みましょう。お薬を服用する場合は、決められた量を守り、異常を感じたらすぐに医師や薬剤師に相談するようにしましょう。