2020年11月号 新型コロナウイルスにかかりやすい人・重症化しやすい人

新型コロナウイルスは、全ての方が感染し、重症化するというわけではありません。無症状の方もいれば、命にかかわるほど重症化する方もいらっしゃいます。
今回は、特に新型コロナウイルスに気を付けて頂きたい方にスポットを当ててご紹介します。

◯高齢者

新型コロナウイルス感染による死亡率
10代~40代1%
50代1.3%
60代3.6%
70代8%
80代以上14.8%

 

加齢に伴いさまざまな体の機能が低下する高齢者は免疫機能も同様で、免疫系に関わる細胞を生み出している臓器の機能も低下するため、免疫力が低下すると言われています。
また高齢者は心肺機能がもともと低下していくこともあり、一気に重症化しやすく、死亡してしまう方も少なくないのです。もちろん、全ての高齢者がコロナウイルスにかかったら重症化して、死に至るというわけではありません。

現在、全国的に外出自粛傾向となっていますが、実は高齢者の場合、ひきこもっておとなしく過ごすということも感染した時に重症化させてしまう原因になるのです。
外出自粛で自宅にいらっしゃる方も、自宅の中で可能な限り
体を動かしたり、人が少ない時間や場所を選んで、少し散歩されることをお勧めします。
そして帰宅した際には、手洗い・うがいを忘れずに行いましょう!

◯こども

子供の場合、感染者数は少ないものの、感染のしやすさは大人と同じということが分かってきています。
乳児や、ぜんそくなどの呼吸器系の病気を持っている子供は重症化しやすい可能性があるとされており、注意が必要です。
子供は予防の為にマスクを装着して過ごすというのが少し難しい為、対策としては
外出を控える、咳をしている方がいれば1~2mは離れた場所に移動させる、親が感染しないということが予防になります。

◯妊婦

妊婦はホルモンバランスの乱れや、子供に栄養が持っていかれることによる栄養不足、
睡眠不足など様々な要因が重なって、免疫力が低下しやすくなると言われています。
また、妊娠後期は子宮が増大することによって、呼吸器の機能が妊娠していないときに比べて
約20%低下するとされていることもあり、感染症の重症化になりやすいという情報もあります。
しかし直接、胎児の先天奇形のリスクとなることは考えにくいとされています。
また早産や死産を起こしやすいとする報告もありません。
なので、現時点では妊娠中だからといって、過度に心配せず他の方と同様の対策を行うことが重要です。

 

◯持病を持っている方

新型コロナウイルス感染による死亡率
心血管疾患10.5%
糖尿病7.3%
慢性呼吸器疾患6.3%
高血圧6%
悪性腫瘍5.8%

新型コロナウイルスが重症化しやすいのは、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など)の基礎疾患がある方や、透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん薬などを用いている方と言われています。
特に、呼吸器疾患については重症化しやすいだけでなく、持病そのものを悪化させる可能性も懸念されています。

新型コロナウイルスが重症化しやすいのは、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患など)の基礎疾患がある方や、透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん薬などを用いている方と言われています。特に、呼吸器疾患については重症化しやすいだけでなく、持病そのものを悪化させる可能性も懸念されています。

◯喫煙者

喫煙は電子たばこを含むすべてのたばこにコロナウイルス感染症の重症化リスクを高めることが報告されています。
アメリカの医学誌によると、人工呼吸器を必要とする患者や、亡くなった方のうち25%以上が
以前もしくは現在喫煙をしているなど、喫煙と関連していたというデータもあり、
WHOでは現在喫煙者の禁煙を勧めています。