2022年5月号 カツオの栄養

カツオの栄養

カツオの旬は年に2回あります。春の初ガツオと戻りガツオです。
今回はカツオの栄養素や初ガツオと戻りガツオの違いを紹介します。

カツオに含まれる栄養素

<たんぱく質>
画像1たんぱく質は筋肉など体をつくる材料となり、またエネルギー源としても利用される重要な栄養素です。
私たちの体内で合成できないアミノ酸、「必須アミノ酸」を多く含んでいるため、良質のタンパク質が豊富に含まれています。

<DHA・EPA>
カツオには血液をサラサラにする脂質、DHA・EPAも多く含んでいます。
血液をサラサラにしたり、中性脂肪を低下させるため、生活習慣病を予防します

<鉄分>
カツオには、吸収率のよい「ヘム鉄」が豊富です。
さらに、赤血球を増やすビタミンB12も含まれているため、貧血予防に効果的です。

 ◎初ガツオ(4月~5月)画像2
脂のりは少なくサッパリして身が締まっています
酢やレモン汁と和えるなど、サッパリとした味わいの調理法がおすすめ。
また、脂肪が少ない分、オリーブオイルなどを掛けて食べたり、たたき、なます、マリネ、カルパッチョなどにするのも良いです。

 

 ◎戻りガツオ(8月~9月)画像3

脂がのっていて、初ガツオに比べDHA、EPAがより豊富です。
脂がのっているため、刺身が美味しいです。また、加熱してもパサパサしにくいため、
調味料と一緒に煮込んだり、ステーキ、唐揚げなどもおすすめです。

 

かつおのカルパッチョ
画像4

カツオ(刺身用)     200g
ゴマ油          大さじ1
ニンニク(みじん切り)  20g

【調味料】
醤油           小さじ2
砂糖           小さじ1
酢             小さじ1
大葉(千切り)       3枚

エネルギー 221kcal   たんぱく質26.9g塩分 0.9g

〈作り方〉
1.カツオは薄切りにし、皿に盛る
2.フライパンを中火にかけてゴマ油とニンニクを入れ、ニンニクが少し色づくまで加熱する
3.【調味料】を加えて沸騰させる
4.「3」のソースを冷やし、「1」のカツオにかけ、大葉を散らす

〈参考〉
https://e-marutoshi.co.jp/katsuobushi04/
https://www.olive-hitomawashi.com/column/2018/05/post-2291.html
https://recipe.shidax.co.jp/recipe/outline/1835