2022年8月号 秋の七草

秋の七草

春の七草はご存知の方が多いでしょうが、秋の七草にも七草があることは意外と知られていません。 
秋の七草は、ススキ・クズ・ナデシコ・オミナエシ・フジバカマとキキョウ・ハギです。
万葉集の中の山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ歌に因んでいます。
春の七草は無病息災を願って1月7日に七草粥として食されますが、秋の七草はその美しさを観賞して楽しむものです。

秋の七草の薬効

画像1

 

ススキ 根や茎に、利尿作用があります。

クズ 上品な和菓子であるくず粉の原料になり、根は風邪薬で有名  な葛根湯に用いられます。
肩こりや神経痛にも効果があります。

ナデシコ 種子を煎じて飲むと、利尿・消炎作用があります。

オミナエシ 根には消炎・鎮痛・抗菌作用があり、下痢・産後の腹痛などに用いられます。

フジバカマ 乾燥させたもの煎じて飲むと、糖尿病・月経不順など に効果があります。

キキョウ 根を煎じて飲むと、咳や喉の痛みに効果があります。

ハギ 根が、咳止め・精神衰弱・動悸などに用いられます。

∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻∻

昔の人は、厳しい冬に備えて、秋の間にいろいろな準備をしたのでしょう。
その準備の中に、薬草にもなる秋の草花を愛で、心にやすらぎを得ていたのかもしれませんね。

画像9